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神宮前という好立地な場所で、家族3人と犬2匹がワンルームで生活するためのリノベーション。 小物やレトロな家具など多くのモノをどう収納、どう飾るかを重視するとともに、築40年あまりのマンションでの制限を考慮してのプランニング検討が必要であった。

限られた予算の中でのフルスケルトンのリノベーションということで、キッチンや洗面、建具などを既製品を使用し、コストを抑えることを考えた。その中で既製品を既製品として見せぬよう全体の構成の思考が必要となった。

そこで、必要とされる靴箱、洗面室、作業デスクを含め、既製品のキッチンや建具の隙間をラワンの箱により埋めていき、全体として単に白い壁でなくラワンの箱がちりばめられた空間を提案。

必要となる間仕切りをすべてラワンの箱のみで構成し、積み重ねることにより収納でもあり飾り棚ともなる間仕切りを考えた。

今回のリノベーションでは水周り以外の置き家具やモノの配置は提案せずに、箱だけによって作られた間仕切りによって、空間自体がさまざまなモノを受け入れる大きな収納となり、家族の住まい方・日常があふれ出す住まいになったように思う。

2011.3.22 柴田 祐希

Design & Construction_TANK
Photography_TANK
Location_Shibuya, Tokyo
2011.03